「代数的数と超越数 有理数・無理数とは別の数の分類」に関する解説
実数は有理数と無理数に分類することができます。これは実数を「整数係数の1次方程式の解となる数」と「ならない数」に分類していると考えることができます。この考え方を発展させて、複素数を「整数係数n次方程式の解となる数」と「ならない数」に分類したものを、それぞれ代数的数と超越数といいます。では、超越数には具体的にどのような数があるのでしょうか。たとえば π や e は超越数なのでしょうか。今回はそのことについて解説します。
キーワード:超越数 リウヴィル数 eが超越数であることの証明