第28回 東大入試プレ問題分析〈英語・問題3〉

東大研究室

« 東大入試プレ問題〈国語・古文〉の解答はこちらをご確認ください。

今回は英語の問題です。
東大入試プレ問題にチャレンジしてみましょう。

英語

問題3. あなたが過去に遡って犯した過ちを正すことが出来ると仮定して、空所を50〜60語の英語で埋める形で答えよ。答えが複数の文になってもかまわない。

If I could go back in time and fix one mistake I made,

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解答例と解説

解答例
If I could go back in time and fix one mistake I made,I would go back to the time when I was ten years old. I began to cry when my grandfather tried to take me fishing with him. In the end I did not go, and the next month he died of a heart attack and I never had the same chance again.
52 words
(別解)
If I could go back in time and fix one mistake I made,it would be the time I was not very nice to a new student at my school. He was a new student who moved to our area and some of my classmates began to make fun of him because of his name. I was not strong enough to make them stop teasing him.
53 words
解説

東大の2(A)の自由英作文はこれまで様々な形式で出題されてきた。例を挙げると、対話文の要約、手紙文の完成、4コマ漫画の説明、テーマを与えての意見表明、グラフの情報を読み取りながらの対話文完成、日本文の内容要約、電子メールを題材にした空所補充、質問にYesとNo の両方の立場から答える問題などである。

2010年度は If there were only one language in the world 「もし世界に言語が1つしかないとしたら」という仮定に答えさせる問題が出されたが、本模試はこの形式に倣ったものである。なお、予め与えられている If … が仮定法過去になっているので、主節に当たる文も仮定法過去で書かなければならないことに注意。

実際の答案では、内容はしっかりしているのに、主節を will の未来形で書き始めたり、途中から時制がおかしくなるなどして、減点されるものが目立った。

「Y-SAPIX Journal 2011 AUTUMN」より転載

次回は、「東大入試プレ問題分析〈数学・問題5〉」を掲載予定です。

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