2012年度 東大入試選抜方法
2012年度東大入試 選抜方法の変更点
以下3点の変更があるが、すべてセンター試験に関わるものであり、2次試験関連の変更点はない。
- ① 前期日程・文科各類のセンター試験地歴・公民の選択科目
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2011年 地歴から1、公民から1 2012年 地歴・公民から2 ※2011年度まではセンター・2次をあわせて地歴2科目、公民1科目の解答が必要であったが、2012年度からはセンター・2次で同じ地歴2科目を解答することも可能になる。
- ② センター試験公民の選択科目
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2011年 「現代社会」、「倫理」、「政治経済」から1 2012年 『倫理、政治・経済』に限定 - ③ センター試験の地歴・公民および理科で1科目選択(前期文科各類の理科、前期理科各類の地歴・公民、後期の地歴・公民および理科)のところを2科目受験した場合の扱い
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2011年 高得点科目を合否判定に利用 2012年 第1解答科目を合否判定に利用
東大合格者平均点・最低点の推移
上のグラフと表は、東大が公表している合格者の成績をまとめたものである。
文科では、ここ3年文二と文三の差が縮まる傾向にあり、特に2011年度は合格者平均、最低点ともわずかながら文三が文二を上回っている。
理科では、例年理一と理二の差がほとんどないが、ここ3年その傾向が殊に顕著である。
センター試験で90%(概ね、文二・三、理一・二の合格者平均)の得点率だった場合、最終合格のために必要な2次試験の得点は、次のとおりである(2011年度の場合の推定値)。
文一 | 254点(58%) | 文二 | 246点(56%) | 文三 | 248点(56%) |
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理一 | 226点(51%) | 理二 | 227点(52%) | 理三 | 294点(67%) |
SAPIX YOZEMI GROUP「2011-2012 winter東大合格プロジェクト」より転載
次回は、「東大入試《理科》問題の傾向&対策 物理」を掲載予定です。