第7回 どの医学部を選ぶか?

医学部研究室

どの医学部を選ぶか?

大学を選ぶ基準として考えられるのは、難易度・所在地・学費・受験日などがあげられますが、それ以上に重要なのは著名な教授がいるかどうか、またどういう分野に強い、あるいは実績があるか、ということではないでしょうか。

系譜・組織上の違い(旧設大学か新設大学か)

旧設大学は、長い歴史を持つだけに卒業生は医学研究者・医師のポストを得るうえで有利だ、と言われてきました。しかし最近では、“出身より個々の力量がものを言う”という話も多く聞かれるようになってきました。

総合大学か単科大学か

総合大学では、一般教養の授業は他学部と一緒に受講することになりますし、部活やサークルでも色々な学部の人との交流ができるのに対し、単科大学は他の学部・学科の人と接する機会が少ないことで世間が狭くなる、とよくいわれます。

逆に、単科大学のカリキュラムでは早くから専門課程に触れられ、教員が学生をよく見ていて面倒見がよい、といわれます。

しかし重要なのは、総合大学か単科大学かとか、旧設大学か新設大学かということではなく、その大学独自の特長を見極めることです。

教育内容・進路の差・傾向

医学部で学ぶことは、その骨子は文科省の発表した「医学教育モデル・コア・カリキュラム」に基づいているので、大学がこれを逸脱することはありません。しかしどの大学も、その範囲内で独自性を持たせようと努力しています。

1年では一般教養科目のみの大学もありますが、それと並行して専門科目の基礎を学ぶ大学もあります。2年からは基礎医学や、臨床医学の講座・実習が始まります。5、6年では病院での臨床実習と卒業前の医師国家試験のための勉強に努めることになります。

私立大の中には医師国家試験対策の講座を設け、合格率を上げる努力をしているところもありますが、それに対し、国公立大では国試対策を取り立ててしないため、卒業試験と重なって大変だ、との声も聞かれます。

SAPIX YOZEMI GROUP「2011 spring医学部合格プロジェクト」より転載

次回は、『「定員増」〜大学医学部を取り巻く状況〜』を掲載予定です。

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