[挑戦状] 算数好きな皆さんへ
今、皆さんは算数の勉強をがんばっていることと思います。中学生、高校生になると算数が「数学」という教科に名称が変わります。では、学習する内容は何が変わるのでしょうか?
まずは、問題を考える(解く)ために使える道具が増えます。例えば、図形の問題を考えるときに「相似」を使って解くことがあったと思います。高校生になると、図形の問題を解くための道具として、「三角比」や「ベクトル」や「座標」といったさまざまなアイテムも利用していきます。
また、文字を使うことによって、一般化して考えることができるようになります。これにより、自然科学の法則(定理や公式)を理解することができるようになります。
なんだか、とても難しいことをやるように感じてしまうかもしれませんが、サピックス小学部で日々学習している皆さんは心配ありません。
数学の問題に対する考え方、問題のとらえ方は、皆さんが日ごろから取り組んでいる算数の問題に対するそれと同じなのです。
例えば、複雑な立体の体積を求めるときに、囲んで考えやすい立体にしてから、いらない部分を引いていく、状況がよくわからない規則性に関する問題であれば、単純なモデルケースをいくつか考えてみるなどといった方針は数学の世界でも必要な考え方になります。
大学入試でも必要となる考え方を学習しているサピックス小学部に通う皆さんは、ぜひその強さを次のステップの学習でも発揮してほしいと思います。
さて、サピックス小学部に通う皆さんに今回もY-SAPIXから挑戦問題です。今回は3年生以上の皆さんに挑戦です。
手を動かして、いろいろ考えてみてください。皆さんの挑戦をお待ちしています。

- 最優秀賞
- K・Rさん
問題の解説
たくさんのご応募いただきましてありがとうございます。
今回の問題は「いかに状況を整理して正確に考えることができるかどうか」がポイントでした。正解だった答案は図をうまく利用し考えることができていました。図や表をうまく利用して考えることは問題を解く上で、とても有効な方法になります。