【連載】2012年8月 中学生へのメッセージ

オリンピック

ロンドンで夏季オリンピックが開催されています。ロンドンは1908年、1948年に続き、3回目の開催になります。近代オリンピックはフランスのクーベルタン男爵の提唱により、1896年、ギリシャのアテネで第1回目が開催されています。

激動の20世紀と共に歩んできたため、オリンピックは歴史に翻弄されている側面があります。当初はヨーロッパ諸国を中心とした開催でした。その後、2度の世界大戦のために思うように開催することができず、1950年前後から、文字通り、世界各国が参加するようになり、スポーツの祭典として発展してきます。

参加することに意義がある?

「オリンピックは、勝つことではなく参加することにこそ意義がある。
(フランス語: L’important, c’est de participer.)」
という言葉をご存じでしょうか。いわゆるアマチュアリズムを象徴する言葉として、オリンピックを部活に置き換えて説明された経験がある人もいるかも知れません。

確かにひとつのことに打ち込むことは学生時代の大切な経験と言えます。苦しくても途中であきらめることなく、目標に向かって進んでいくことは重要です。しかし、ただ、頑張ればよいかというとそんなことはないと思います。やはり、スポーツは優勝を目指して、努力することに意味があるのではないでしょうか。

さて、先ほどの言葉ですが、クーベルタン男爵の言葉だと思っている人が多いと思いますが、実はキリスト教、大主教であったエセルバート・タルボット(Ethelbert Talbot)が1908年のロンドンオリンピックの際にアメリカの選手たちに対して語った言葉です。

当時、アメリカとイギリスは犬猿の仲で、アメリカ選手団がロンドンに到着してから、嫌がらせを受け、モチベーションが下がっていたようです。そんなとき、気分転換に訪れたセント・ポール大聖堂で大主教から説教を受け、大会に対するモチベーションを回復したそうです。この出来事を聞いたクーベルタン男爵も感銘を受け、各国の関係者を招いた晩餐会の席で引用したところ、世界中に広まってしまったということです。

ちなみにクーベルタン男爵自身の言葉としては
「自己を知る、自己を律する、自己に打ち克つ、これこそがアスリートの義務であり、最も大切なことである」
と同じ晩餐会の席で語ったそうです。確かに参加する競技によって、参加資格ぎりぎりの場合もあり、そんなときには前者の言葉が有効に働くこともあるでしょう。しかし、
たとえば、ブラジルのサッカーや日本の柔道のように優勝して当たり前と思われているような競技の場合は「優勝」以外はたとえメダルをもらっても全く喜べない状況になってしまうでしょう。 どんなことでも、高いレベルを目指せることが重要ではないかと思います。
 

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お問い合わせ: 0120-3759-37 (日曜・祝日を除く14:00〜18:00) Webフォームで問い合わせる