【連載】2012年7月 中学生へのメッセージ

夏休みの過ごし方

そろそろ、定期テストの時期ですね。準備は進んでいますか?と、書き出すと「夏も勉強しろってこと?」と思ってしまいますよね。今月もちょっと変化球で進めたいと思います。

夏目漱石の著書の中に『こころ』という作品があります。内容に関しては「友人と同じ人を好きになってしまったときに友情をとるか、恋愛を取るか?」という事だけ触れておきましょう。

さて、その中で、主人公が夏休みになると本を抱えて田舎に行き、読書をする。というくだりがあります。都会を離れて、閑静な環境で読書三昧にふけるという過ごし方です。日々、忙しく過ごしていても、長い休みになると抽象的な概念を身につけるために、難度の高い文章を時間を気にせず、じっくりと読み込む。このような教養を育む行為が昔から行われてきました。読書に関しては背伸びをすることが大切です。視野が広がり、思考する際の深さも幅も出てきます。

読書する際のポイント

教養を身につけるためには書物を自分のものにする努力が必要です。具体的には、どんどん書物に線を引き、書き込みをしましょう。筆者と「対話」することで筆者の思考がより深く理解できるようになります。読み終えた後の印象も明確になります。もちろん、筆者の主張を鵜呑みにする必要はありません。引っかかる部分、考え方があったら、その理由を考えてみましょう。このように書物を「精読」することが、教養を育てます。

逆に「多読」する場合もあるでしょう。その場合でも、筆者が主張している表現に線を引くだけで印象が変わります。

なかなか内容が理解できない場合は「音読」も効果的です。声に出して読むこと=内容を理解することです。僧侶の読経、江戸時代の寺子屋で行われていた漢文の音読等がその効果を証明しているのではないでしょうか。

Y-SAPIX 中高一貫・中学生の夏……夏期講習・Y-SAPIXオープン

夏期講習は昨年度に比べて、大幅に日数を増やしました。学力がとても伸びる時期です。日頃、忙しい日々を送っている中高一貫校生の皆さんが1学期までの学習を振り返ると共に、新しい単元を学習する最適な時期です。

また、昨年は、時期が短いと学校などとスケジュールが重なり、受講できないという声も聞きました。夏だからといって、生活のリズムを崩すことなく、夏期講習を活用して学習を継続させましょう。

16日間は長いようであっという間だと思います。理解していることと不十分なことを選別し、授業の中でどんどん講師に質問してください。

中2生の皆さんはいよいよ、数学で高校範囲の学習に入ります。より抽象的な内容になります。復習をしっかり行いましょう。

中1生の皆さんには英語の学習スタイルの再確認をお勧めします。そろそろスタイルを確立させないと語彙が増え出しますので、だんだんおぼつかなくなります。この夏をきっかけにコンスタントに英語の学習を習慣づけてください。

7月16日(月・祝)には第3回Y-SAPIXオープンが実施されます。記述を中心とした思考力をフル稼働させる問題を出題します。しかし、本科生の皆さんは心配する必要はありません。日頃の学習の成果を出すぐらいの気持ちで受験してください。

リベラル英語について

今年は8月5日(日)に「リベラル英語」を開催します。昨年度中1生対象に行った読解の特別授業を今年度は2レベルで行います。

Advancedコースでは、英検2級程度の学力のある皆さんを対象に、より内容が濃い論説的文章をテキストにします。内容把握だけはなく、内容についてのディスカッションまで行います。

Standardコースでは、昨年行ったレベル、750words程度の文章を辞書なしで読解していきます。英語の学習期間が短い皆さん、英語が苦手に感じている皆さん。ぜひ、英文読解の醍醐味を味わってください。

夏期講習・Y-SAPIXオープン・リベラル英語、全て、Y-SAPIXにお通いの皆さん、お通いでない皆さん、いずれも受講可能です(夏期講習は入室テストを受験いただき、合格する必要があります)。ぜひ、日頃、受講できないお友達も誘って一緒に参加してみてください。
新たに、学習のポイントが発見できたり、知識が増え、思考に厚みが加わり、夏以降、さらなる学力向上に結びつくことでしょう。

お問い合わせ: 0120-3759-37 (日曜・祝日を除く14:00〜18:00) Webフォームで問い合わせる