【連載】2012年4月 中学生へのメッセージ

新学年を迎えるに当たって

一年のうちで切り替わる時期はいくつかありますが、日本では4月が大きな区切り、学校では学年の始まりの月になります。Y-SAPIXの学年の切り替えは3月でしたが、いよいよ全てにおいて新しい学年のスタートです。反省は必要ですが、あまりしすぎて、せっかくの前向きな気持ちに水を差す必要はありません。ここから、新たな気持ちで学習に取り組んでいきましょう。

中2生の皆さんへのメッセージ

この1年間で皆さんは見違える成長を遂げたと思います。身体の成長だけでなく、考え方や趣味などでもかなり大きな成長があったと思います。これからの1年間はさらに加速します。そして今の年代で身につけたさまざまなことが思考のベースになります。ですから、この1年を大切に過ごしてください。

英語
英語はさまざまな文法事項を学ぶと共に、熟語を数多く身につけることが重要です。語学は多くの言葉を知ることが豊かな表現力を身につける基になります。少し煩雑な作業ですが、一つ一つの言葉を気にしながら学ぶと2年後、3年後に実力が開花します(触れる機会が多いほど定着します)。大切なのは「自分にとっての単語習得法」を身につけることです。頑張ってみましょう。
数学
数学は夏頃からいよいよ高校範囲に突入していきます。より広い学習領域に踏み込んでいきます。今は「正しい答え」より「正しい論理展開」を身につけることが大切です。思考過程を身につけているから、解き方を忘れても、方向性を見失うことがないのです。さらに抽象度が上がりますから、数学の世界で行えることと行えないことの見極めが大切です。ここで重要なのはいわゆる「常識」は数学の世界では邪魔になるということです。「理屈で考えるとこうなるけれど、それは何となくおかしい」という発想を捨て、「何となくおかしく感じるが、理屈で考えると間違いない」と考えられるようになりましょう。
リベラル読解研究
リベラル読解研究ですが、中1で扱った書籍を読んでいない人は時間を見つけて、ぜひ、読んでおきましょう。能動的に書籍を読むことが知識獲得に役立ち、高度な教養作りには欠かせません。春休みを活用して、ぜひトライしてください。その際に赤ペンをもって読書しましょう。

中1生の皆さんへのメッセージ

さて、中1生の皆さんへは習慣づけの大切さをお話しします。

春休み、さまざまな過ごし方をすると思います。新しい環境に少しでも早く慣れるようにしましょう。新しい環境は最初あまり居心地が良くないかもしれません。元の環境に戻りたいと誰もが思うものです。しかし、ここで新たな環境を肯定してみましょう。先ほど成長の時期だと述べましたが、成長とは殻を破ることすなわち未知の世界と正面から向き合うことです。そして自分が変化していくことを楽しみましょう。学習方法も工夫してみるとより効果が上がることでしょう。

英語
英語はさまざな感覚を使って学習しましょう。言葉は人間が手に入れた大切なアイテムです。そして、使いこなせない人間はほぼいないといっていいでしょう。焦ることなく身につける努力を続けてください。
基本例文を身につけることが大変重要になります。
数学
数学ですが、「後戻り」せず、中2でも書いた客観的な思考力に磨きをかけてください。科目の名前が変わっただけの問題ではなく、広がった世界のルールをみっちりと学んでください。躓きやすいのは文字式と方程式の違いです。それぞれの規則をきちんと確認して、正解を導けるように頑張ってください。
リベラル読解研究
リベラル読解研究はとにかく「読む」習慣を身につけましょう。そして「読みっぱなし」にせず、筆者の考え方に焦点を絞り、内容をまとめる学習がお勧めです。
今は黙読が当たり前ですが、実は「読む・聞く」という行為は集中力を上げて内容理解をするためには重要な行為です。「声に出して読む」から内容が効率的に理解できるのです。同じように重要な箇所に「線を引く」行為は書籍の内容をしっかり理解するために効果的です。1冊目は比較的読みやすかったと思いますが、2冊目はかなり性質の違う書籍です。内容に負けないように「線を引き」ながら、読み進めてください。
最も重要なのはこれまでと同じように机に向かうことを当たり前にすることです。実際にそうあってほしいと思います。そして、学習の中にちりばめられているさまざまな宝をしっかり身につけることができるように学習を習慣づけましょう。

ギャップターム

東大が全面秋入学へ移行することを本格的に検討しています。今回の秋入学導入に関してはグローバルスタンダードに合わせる、つまり諸外国の事情にあわせてのもののようです。4月入学であるが故に、9月入学である外国の大学に留学しにくいし、外国の生徒も留学しにくい。この状況を打破するという理由がもっとも大きいようです。

その他にもさまざまな要因があるようですが、固定観念にとらわれず、学生にとってよりよい研究環境を提供しようという考え方はすばらしいものといえるでしょう。

みなさんなら4月から9月までの半年の期間を何に使いますか?また、この期間は無駄でしょうか?なかなか興味深い問題だと言えます。
 
さて、もし大学が全面9月入学にするとしたら、高校・中学校はどのような動きをするのでしょうか?同じようにずらすとなると受験システムが根本から変わります。

そんなことを考えていたらなぜ4月入学にしたのだろうという疑問がわいてきました。

いろいろ調べてみたところ、なかなか面白いことがわかりました。さあ、その内容については……まず、皆さんで調べてみてください。本科生の皆さんはぜひ担任の先生と話し合ってみてください。

お問い合わせ: 0120-3759-37 (日曜・祝日を除く14:00〜18:00) Webフォームで問い合わせる