【連載】2013年9月 中学生へのメッセージ

9月になりました。残暑はまだ続くようですが、新たな気持ちで学習に取り組みましょう。

巨匠が引退

宮崎駿監督が現在公開されている映画を最後に引退するそうです。1970年代後半から約30余年にわたり、数々の名作を世に輩出されています。幼いころから作品に触れて、大きな感動を受けた方も多いのではないでしょうか。既に10年前ぐらいから引退をほのめかしていたようですが、近く、ご自身から発表されるようです。宮崎駿監督作品の画像の繊細さや物語の独自性には、監督自身の技術の高さや仕事量が大きく関わっていると言えるでしょう。

絶えざる努力が生み出すもの

有名なエピソードなのでご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、監督は朝9時から翌日の5時まで仕事をしているそうです。(もちろんその後9時から働き始めるそうです)このような生活を送り続けることが他の人には真似できない作品群を生み出す理由のひとつではないかと思います。もちろん誰もができる生活ではないですが、最上の作品を生み出すために時間を惜しまない姿勢は見習うべきではないかと思います。納得するまでとことんやり続けるどん欲さは重要です。また、このような生活を辛いとも思っていない可能性が高いのではないでしょうか。これも重要なことです。無理をした過酷な生活はすべきではないですが、本人が必要または当たり前と感じていることはむしろ楽しいことなのかもしれません。

さらに、単に仕事をこなすだけでは独自の世界観を生み出すことはできないと思います。自然を描いたときの美しさは自然の観察力によりますし、人間描写も人間の非常に細かい動きを観察した結果と言えるでしょう。ストーリーの背後にはさまざまな書物を紐解き、多くの創作作品を鑑賞した「教養」が存在していると思います。そういった背景が、流行などに左右されない強烈なメッセージを伴った作品へと磨き上げているのでしょう。

自分らしさの構築

突然ですが、皆さんは、自分が他の人と違っているなと感じることがありますか?また、そのとき、嬉しく思いますか?反省しますか?他人と違うことは個性につながり、とても大切な側面であると言えます。日本では依然として他人と著しく異なることは余り好まれていませんが、欧米では子どものころから推奨され、独自性を尊ぶ傾向があります。「他とは違う自分」を考え続けると、単に異なっていればよいとし、奇抜なことを行ってしまったりしがちですが、「自分らしさ」には周りも納得する共通性がない限り、受け入れてもらえないのではないでしょうか。

そうなると社会のルールである常識を学んだり、正しい知識、認識や思考力を身につけることは大切なことでしょう。そういったベースを学ぶことから始めても、十分に「自分らしさ」を身につけることはできるはずです。

経験の蓄積

この夏休み、一番の思い出は何でしょう?中高生時代の経験は、その後の人生に大きな影響を与えます。自分で見て、聞いて、感じたことが知らず知らずのうちに内面のひろがりを生み出すとともに深く考えるタネになるのです。非日常の体験が、9月からの日常生活によい影響を与えることでしょう。毎年毎年の経験の蓄積が皆さんを大きく成長させます。そして、成長した自分を日々の努力によって、さらに大きくさせていくことが重要です。9月以降も引き続き、より高みを目指して努力していきましょう。

アカデミック数学

8月に行われた「リベラル英語」に続き、9月23日(月・)に「アカデミック数学」を行うことになりました。数学のイベントは1年半ぶりの開催になります。今回のテーマは有理数と無理数の判別法についてです。英語と同様、苦手とする方から得意な方まで数学の奥深さを感じられる授業です。教科書で学ぶ世界から離れて、新たな論理性の世界を体感してください。

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